「くらむぼん」という言葉は、宮沢賢治の作品「やまなし」に登場する、カニの兄弟が交わす会話に出てきます。カニの兄弟は「くらむぼん」という単語に、いろんな意味を持たせて表現をしています。
「○○で、くらむぼんに行きたい」「くらむぼんで私は○○をしたい」と、利用される子ども、家族の方のニーズは様々です。「くらむぼん」の利用にあたって、それぞれの家庭のニーズに合わせて「くらむぼん」の意味付けをしていただき、生活の一部としてご利用いただければと思います。

くらむぼんは、安芸高田市で生活をする学童期の子どもたちの健やかな成長、発達を応援していくために誕生しました。子どもたちの成長には「3つの場」が必要です。学校は「頑張る場」、家庭は「くつろぐ場」と、生活のほとんどを占めますが、放課後の時間は「学ぶ場」として、遊び場や友達との関わりで多くのことを学んでいきます。くらむぼんは、「学ぶ場」としての自覚を持ち、利用する子どもたちのサポートは基より、周りの人たちの支えも大切にし、安芸高田市の一層の福祉の向上に寄与していきたいと思います。

安芸高田市内在住の概ね小学校3年生から高等部３年生までの障害のある児童
ならびに安芸高田市より利用に関わる支給決定を受けている児童

《通常の放課後》

曜日	内容
月曜日	◎話し合い 「聞く」「伝える」「決める」「調和」する力を育みます。
火曜日	◎買い物 おやつ作りで必要な材料の買い物を通して、生活体験を重ね、生活力を育んでいきます。
水曜日	◎おやつ作り 自分たちで決めたおやつメニューを自ら調理し、「できた」「がんばった」という思いを重ね、共有していきます。
木曜日	◎集団遊び 子どもは遊ぶことが仕事と言っても過言ではありません。遊びを通してしっかりと体を動かし、たくましい体作りをしていきます。
金曜日	◎造形活動 様々な素材を活用し、造形を通して、表現する力を育んでいきます。

※活動内容は変更になることもあります。

〜活動例〜

通所	宿題、自由遊び
17:00	始まりの会、活動
17:30	おやつ、掃除
17:50	終わりの会

《土曜活動日、学校休業日》

昼食作り、プール、遠足、造形活動、音楽活動、季節にちなんだイベント（クリスマス会、もちつき、豆まき）など

〜活動例〜

10:00	始まりの会、午前の活動
12:00	昼食
13:30	午後の活動
15:00	おやつ、掃除
15:30	終わりの会

放課後=14時〜18時
土曜活動日（月１回程度）、学校休業日=10時〜18時
休所日=土曜日、日曜日、祝日
長期休暇＝8月13日〜16日、12月29日〜1月3日
＊毎年度開所日カレンダーを作成する